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The S.O.S. Band - III LP

販売価格: 1,210円(税込)

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US Original, ジャケ在り, 若干の表面スレ在るが十分キレイな部類

お待ちど〜さま!の再入荷。

さて、レコードに限らず「モノ」のプライスというのは、
「需要」と「供給」のバランスによって決定されるのが一般原則なワケだが、
Used/中古市場では、需要と供給という基本要因以上に、「希少価値」やら、「こだわり」やら、「トレンド」やら、
どちらかといえば二次的な要因によって、明らかに「割高」だったり、反対に思いっきり「割安」だったり、
プライシングに大きな「誤差」が生じるケースが多い。

だからこそ、中古盤を集める際の基本姿勢であり鉄則は、ご自分なりの判断基準に基づいて、
明らかに「割安」だと感じる盤こそを「先に」買い、
逆に、「割高」なプライシングが横行してしまうよ〜な、誰もが欲しがる人気盤は、
むしろ「後回し」にする事こそが大切なんだが、
これがアタマで解ってはいるものの、なかなか実践するのは難しかったりする(笑)。

何を、どこが、サイコ〜!と感じるかは、個人個人でビミョ〜に差が在って当然であって、
他人の意見やオススメなんかは、結局のところ、盤選びの際には小さな「参考」程度にしかならないのだから、
そ〜した「主観的」な「意見」よりも、事実に基づいた「客観的」な「情報」の方こそ、盤選びには必要なワケだ。

で、「客観的」な「情報」の中にも、例えば、Artistの出身地やら所属レーベルやら経歴といった、
Web検索で簡単に入手できる類の、アタリマエ的な、ど〜でもいい(笑)情報だけでなく、
時間の経過に伴って、正確に伝承されなくなってしまった、いわば、「失われた」情報というのも確実に存在する。

このS.O.S Bandの3rd Albumなんかは、その典型的な一例だと言って良いだろう。
内容的にも、確かに「サイコ〜!」なのだが(笑)、
このAlbumだけが、他のS.O.S BandのAlbum群よりも常に「プレミアム」を伴ってトレードされてきた背景には、
「サイコ〜!」などという「主観的」な要因だけでなく、
もっと「客観的」な、正確に伝承されなくなってしまった、「失われた」情報的な要因が存在するのだ。

当時から盤集めをしていたよ、というシニア世代には有名な話だと思うが、このS.O.S Bandの3rd Albumは、
特大Hit作となった4th Album "On The Rise"のリリースを前に「廃盤」扱いとなっている。
3rdと4thのリリース間隔は1年未満なので(3rdのリリースは'82年の10月!)、
いわゆる、ほぼ「一発廃盤」だったと言って良いだろう。

その理由については、未だに明らかにされていない(ハズ)のだが、
同時期に並行してレコーディングが進行しており、'83年にリリース予定だったハズのKlymaxxの「幻の'83年作」が、
結局世に出ず「お蔵入り」となった事から、そのKlymaxxの'83年作、このS.O.S Bandの'82年作の双方で、
製作上重要な鍵を握っていた、Leon SylversとJam & Lewisのどちらか、もしくは両者が、
おそらく、権利上の利益配分のモメ事を回避する目的で、当該2作品の「一発廃盤」と「お蔵入り」を決めたのだろう、
というのが定説になっている。

アノTimeのメンバーに過ぎなかったJam & Lewisの2人を、
Produce業に引き入れたのは当時Solar関連作で大当りしていたLeon Sylversであり、
その際のデモに使用された曲こそが、このS.O.S Bandの3rdに収録された"High Hopes"で、
この3rdのExecutive Producerは当然ながらLeon Sylvers、制作陣営はSylversファミリーで固められている。
その辺の経緯は、皆さんにもお馴染みのWapoeticsに掲載されたJimmy Jamのインタビューでも確認できる。
http://waxpoetics.com/features/articles/jimmy-jam-interview 
よ〜するに、"High Hopes"こそが、最初のJam & Lewis作品に該当するワケだ。

で、その"High Hopes"のUS盤12"も、同じタイミングで廃盤扱いになったようだが、
既にそこそこの枚数が市場に出ていた"High Hopes"に比べ、
2nd Single扱いだった"Groovin'"の方は、ほぼ初回のみのプレスで終了してしまった為に、
当時からず〜っと極端な品薄状態が続いている。

"High Hopes"と"Groovin'"双方の12"を揃える事が難しい為に、結果としてこのLPに対する「需要」は衰え知らず、
一方で、このLPは「一発廃盤」なのだから、当然ながら「供給」が「需要」に追いつくハズもない。
だからこそ、アタリマエのようにこのLPは「プレミアム」が付いた状態で、
他のS.O.S BandのLP群よりも常に高額気味にトレードされてきたというワケ。

既にお気付きの方々も多いと思うが、実は、"Groovin'"のUS盤12"は、S.O.S Bandを大好物にしている当Shopでも、
過去3年間に1枚も取り扱った事が無い。
決して「割高」だとは思わないのだが、単純に、とにかく、全く、捕獲できんのだ。

なのになのに、この3rdのLPの方は、海外ではとっくに$10オーバーがアタリマエな状況下にもかかわらず、
日本国内ではまだまだポロポロと「安価」で目にする機会がある。
昨今の円安の影響で、海外のディーラー勢が日本国内でもドカドカに仕入れを行っている為に、
さすがに数年前ほど頻繁に見かける事は無くなってしまったが、
上記のような「失われた情報」を基に考えれば、
仮に100歩譲って「安価」だと言えないプライス水準になりつつあるとしても、
「客観的」にはまだまだ「割安」ゾーンであるように思う。

当Shopなりの見立てによれば、この盤のフェアバリュー(適正価値)は、とっくに1000円台の後半から2000円近辺。
即オーダーする以外に(笑)、アナタに「理論的」な選択肢は無いと思うよ、マジで。 

最後に、このLPの日本盤には「おしゃれマーケット」というタイトルが付いている。
なんで?
ジャケが「お買い物」だから(笑)?
アホ過ぎるでしょ?
'80年代の日本国内は、SoulもFunkも根付きっこない「鎖国時代」だった事を象徴するよ〜な、
最低最悪な恥部的「トリビア」のひとつとしてご紹介しときますわ。

【仕様はDiscogsでチェック】
https://www.discogs.com/release/1719828

【音はYouTubeでチェック】
https://www.youtube.com/watch?v=89HK0H_-cA8 (High Hopes)
https://www.youtube.com/watch?v=JxDcZi9WBFU (Groovin')
https://www.youtube.com/watch?v=LkNNt1sbUWw (Can't Get Enough)


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