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商品詳細

Lawton Law - The Time Is Now 12"

販売価格: 1,320円 (税込)
US Original, 若干の表面スレ在るがキレイな部類

初登場。

旬ネタだから、ちょっとお勉強していただこう(笑)。
とは言え、堅苦しい話をするつもりはない。
ただ、こんなコメントを書けるレコ屋は、地球上にオレ様しかいないだろうと断言できるので(笑)、
あくまで話のネタとして楽しんでいただきたいと思う。

2020年11月、世界は米国大統領選挙の行方を固唾をのんで見守っている。
バイデン氏勝利が伝えられてもなお、トランプ氏は法廷闘争を辞さない構えで、
決着は12月、いや、年明けまでもつれ込みそうな状況だ。

さて、皆さんはJesse Johnson牧師の名前を聞いた事があるだろうか?
あのキング牧師の下で公民権運動後にアフリカ系アメリカ人(黒人)指導者として頭角を現し、
後に米国大統領選の予備選にまで2度出馬した。
'80年代のジャクソン氏の「下地」が無かったら、オバマ氏が後に大統領となる可能性も無かったとさえ言われ、
当然ながら民主党候補を支持し、かってはオバマ氏、2020年はバイデン氏の支持を公言している。
「Black Lives Matter」という社会現象下で、
アフリカ系アメリカ人票は確実に民主党候補のバイデン氏に流れたと予想され、
まるで'80年代の「公民権運動の再現」を再び見ているような印象だ。

実は'80年代、特に、'84年にジャクソン氏が米国大統領選の予備選に出馬した際の、
米国内のアフリカ系アメリカ人社会の「アガりっぷり」は、
当時は未だ19歳の小僧だったオレ様の記憶にも残っている。

'84年の大統領選は現職だった共和党のレーガン氏が圧勝、副大統領には「パパ」ブッシュが選出されたが、
その際の民主党の大統領候補はモンデール氏で、
ジャクソン氏は民主党大統領候補指名の予備選に初めて出馬するも惨敗。

だが、'88年の民主党予備選出馬候補はもっと面白い。
後に副大統領となるゴア氏、2020年の大統領選に勝利したバイデン氏も出馬。
結果はデュカキキス氏が民主党候補として選出され大統領選に臨んだが、
なんと次点はジャクソン氏で、
ジャクソン氏が民主党副大統領候補として指名されそうな勢いだったにもかかわらず、
結局は指名されなかった。

ここで話を音楽とレコードの話に戻そう。
'80年代も米国のアフリカ系アメリカ人は、まだまだ人格的に抑圧されていると感じていた時代で、
それがHip Hopの隆盛と共に大爆発したのが、'89年の"Fight The Power"だ。
https://www.youtube.com/watch?v=mmo3HFa2vjg 

だが、その前にも当然ながら「伏線」が多数在った。
ジャクソン氏が'84年に米国大統領選の予備選に出馬する際には、
あのMelle Melが、「皆立ち上がって投票しよう」と呼びかけた、
Titleもスバリ"Jesse"という曲をリリースしている。
https://www.youtube.com/watch?v=w_0wXd-j28o 
なんと、作詞者としてはRonald Isleyの名前までクレジットされている。

'87年には、Stetsasonicが"A.F.R.I.C.A"という曲で、ジャクソン氏のスピーチを大々的にFeatしている。
https://www.youtube.com/watch?v=9MiLzzxeZoA 
だが、このような社会的メッセージが強い曲は、「一過性」の話題にはなっても、
後々Classic視される可能性はほぼ無い。
今や"Fight The Power"でさえ、「過去の大いなる遺産」ではあるものの、
「やっちゃった感」バリバリという烙印を捺されてしまった感が強い。

今回ご紹介する激マイナーリリースのこの盤も、
なんと'84年のジャクソン氏の米国大統領選の予備選時のキャンペーンソングだった。
こんな背景を知らずとも、香ばしいシンセBoogieモノとしての魅力は十分なのだが、
じゃあなんでお安く放出するのかというと、背景を知らなきゃならんワケ。
背景を知らずにクズ盤視するのも、音楽的な内容の良さだけで盛った評価をするのも、
結局は単なるシロウトさん(笑)。
地球上のレコ屋がオレ様レベルに達するのは、まだまだ当分先だわな(爆)。。。

【仕様はDiscogsでチェック】
https://www.discogs.com/release/454864

【音はYouTubeでチェック】
https://www.youtube.com/watch?v=hh85kOwVNS4