US Promo, Promoクレジット在りラベル, Same Flip, 若干の表面スレ在るがキレイな部類
お待ちど〜さま！の再入荷。
どれほどの筋金入りのCameoファンであるかを、自分の持っているCameo作品群のコレクションで示すとしたら、
オレ様はさほどキチンとしたコレクションを持っていないので、上位には喰い込め無さそうだ（笑）。
基本的にオレはCameoのUS盤のアナログしか持っていないし、
別にコンプリートを目指しているワケではなく、敢えて買わなかった12"も多い。
しかしながら、US盤にこだわっているだけに、フツ〜の人なら持っていないよ〜な盤も持っている。
いや、もっと言うなら、US盤にこだわってきたからこそ、
オレ様は、オレ様しか言えないような、CameoのUS盤についての研究成果を持っている（笑）。
ハッキリ言おう。
DiscogsのAtlanta Artists（Larry Blackmonによるレーベル）に関するデータはシロウトの域を出ず役に立たん！
え〜っ？そんな事言っちゃっていいのぉ？
ははは。
モチロン言いきれるぜ。
そう言いきれる根拠の最も具体的な例が、この"Room 123"のUS盤12"だ。
通常ならレコ番（カタログ、もしくはマトリックスナンバー）は、リリースTitleごとに、
ひとつひとつ違うのがアタリマエで、例えばラベルの仕様や収録Mixが若干違うモノが
同じレコ番を使用しているケースは珍しく無いが、
違うTitle（曲）なのに同じレコ番というケースは基本的にありえない。
がっ、そのありえないハズの事が、このAtlanta Artistsレーベルではありえてしまうのだ。
今回放出するこの盤のレコ番は、Discogsのデータに準じた表記をするなら880 038-1だ。
だがこの880 038-1というレコ番を持つ盤はもうひとつ存在する。
それが'84年の"Talkin' Out The Side Of Your Neck"/"She's Strange" (Rap Version) というカップリング12"だ。
https://www.discogs.com/release/582251
これは一体ど〜ゆ〜ワケだ？
オレ様はヘビ年生まれでクドいので（笑）、こ〜ゆ〜事例にブチ当たると、
自分なりに納得いく回答が得られるまでとことん研究する。
で、オレ様的に得た答えは、Atlanta Artistsレーベルのレコ番は、
「サブナンバー」までを考慮しないと判別データとして使えないという事と、
Atlanta Artistsレーベルの盤は大したリリース数が無いくせに、
カタログ管理が超ずさんで、レコ番自体に明確な法則性が無く、
盤の仕様を特定する際の判別データとしては、そもそも使いモノにならないという事だ。
まずはサブナンバーを見てみよう。
サブナンバーは'83年から'85年くらいにかけて12"と7"に使用されていた模様で、
'86年以降の盤にはサブナンバーは使用されていない。
このサブナンバーは、「XX CS XXX」というのが基本的な形式で、
CSの前の2ケタは年代を表し、CSの後の3ケタは、曲ごとではなく、
なんとVersごとに3ケタの数字が当てはめらていたようだ。
例えば'83年の"Style"の12"。
レコ番は812 053-1。
サブナンバーはA面の5:08 Versが83 CS 561、B面のClub Mixが83 CS 576だ。
https://www.discogs.com/release/2035810
'85年にはこの形式に変化系が加わる。
"Attack Me With Your Love"の12"のA面ExtendedVersのサブナンバーには
85 CS 773 LONGという表示が使用され、B面の7"Versが85 CS 773だ。
https://www.discogs.com/release/1534003
ここで今回放出する盤のサブナンバーを見てみると、84 CS 737となっている。
コレは"Talkin' Out The Side Of Your Neck"のB面にカップリングされた
"She's Strange" (Rap Version)と同じサブナンバーだ。
つまり、この2曲は、Title表記は違うが同じVersなんである。
だからこそ、皆、この"Room 123"というTitle表記がある盤を欲しがるワケだね。
【仕様はDiscogsでチェック】
https://www.discogs.com/release/7547061
【音はYouTubeでチェック】
https://www.youtube.com/watch?v=-5AAhqW-BNU
