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商品詳細

D.J. Jazzy Jeff & The Fresh Prince - He's The DJ, I'm The Rapper 2LP

販売価格: 770円(税込)
US Original, ジャケ在り(取り出し口に折れジワ等使用感在り),
OriginalインナーX2(一方に大きな書き込み在り), 若干の表面スレ在るがキレイな部類

超久々、3年以上ぶりの再入荷。

「こんな盤を売ってるよ〜じゃGroovaholiksも大した事ねぇ〜なぁ・・」という声が聞こえてきそう(笑)。
日本盤では「アイツはDJ、オイラはラッパー」という、馬鹿にもほどがあるよ〜なタイトルが付いていて、
この盤の価値を下げまくっているが、いや実は、この盤はHip Hop史上、ヒジョ〜に重要な1枚なんである。

トリビアだらけで眼からウロコの"Ego Trip's Rap Listsによれば、
この盤はRap界の初めてのダブルアルバムなんだそうだ。
いやいや、そこじゃなくて(笑)・・・。

今でこそアタリマエな、Break Beatsを使用したTrack Makingという考え方を、
初めて世の中に示したAlbumは、'87年のEric B & Rakimだというのが定説だが、
Break Beatsを曲作りにではなく、DJ Playにどうやって使うのかを実際に世の中に紹介したのは、
'88年のこのAlbumであると個人的には考えている。

FlashもBamもSteinskiも、以前からBreakBeatsを使ってはいたが、
どちらかと言えばMegamix的で、Cut-Up的、もしくはEdit的な傾向が強い。
Break Beatsを使用しての、完成されたDJ Playを世に示したのは、
'87年の"A Touch Of Jazz"と、このAlbumに幾つか収録された、JazzyJeffによるLiveなDJ Playなんだと思う。

後にEdit前の長尺Versも公開された"Live At Union Square, November 1986"もスゴイんだが、
特に圧巻だったのがTitle曲の"He's The DJ, I'm The Rapper"で、ここでのBreak Beatsの使い方が、
後進のDJやArtist達にとって大きな刺激となり、目標となった事に疑いの余地は無い。

実はこの曲、一般的に知られているVersは5分程度のEditなのだが、
Album収録Versは6分ほどあって、そのEditされてしまった1分にあたる、曲の後半部分こそが素晴らしい。
T-Connectionの"Groove To Get Down"を2枚使っていくのだが、Break部分をPlayしつつ、
もう一方でBassリフの部分を取り出してスクラッチでアクセントを付けていく。
Turntablism以降のテクニックに比べれば、テクニック的にはなんでもないのだが、
構成力とアイデアが文句無しに素晴らしい。
この歴史的な「幻の1分」はCDじゃ聴けない。
このAlbumを買うしか無いのだ。

大した事ねぇ〜のは、オレ様じゃなくて、そんな事も知らなかったヤツらの方じゃねぇ〜の(笑)?

【仕様はDiscogsでチェック】
https://www.discogs.com/release/138836

【音はYouTubeでチェック】
https://www.youtube.com/watch?v=Sij0akhZozk (He's The DJ, I'm The Rapper LP Vers)
4:30〜5:30くらいが「幻の1分」