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商品詳細

The Roots - Thought At Work 12"

販売価格: 990円(税込)
US Boot, 若干の表面スレ在るが十分キレイな部類

初登場。

「せどり屋」、「転売ヤー」と呼ばれ称される人達を非難するつもりは毛頭無い。
海外買付で仕込んだ盤を、
掃除して儲けを上乗せして日本国内で売る行為だってモロに「転売」なんだから、
中古盤を扱う「売り手」は、オレ様を含めて全員が「せどり屋」であり「転売ヤー」だ。

ただし、「ニセモノ」を「ホンモノ」と「偽って売る」のは犯罪以外の何ものでもないし、
「ニセモノ」を「ホンモノ」と「偽って作る」事自体も犯罪なのだが、
買い手側に「ニセモノでもいいや」という、ある程度の需要があるからこそ、
「ニセモノとして作った」モノを、キチンと「ニセモノとして売る」のであれば、
それはそれで犯罪では無いんじゃないかという主張さえある。

この線引きはかなり難しい。

じゃあそもそも、
「ニセモノ」を売買する事自体を禁じてしまおうという社会的風潮が日に日に高まってはいるが、
個人的には、それはそれで、買い手の選択肢や自由度を奪ってしまう事につながりかねない気もしている。

このBoot盤が売れても、The Rootsには、制作者が受け取るべき、印税という「利益」は1円も入らない。
このBootを「作って売った」ヤツが得をするだけだ。
だからこそBoot制作業者の罪は一番重大だろう。

だが、盤が存在するのでれば、仮にそれが違法な商品であっても欲しいという人を、
「買う事」自体も犯罪だとして規制するのはいかがなものかと思う。
違法な商品の制作者を規制するだけでは、なかなか成果が上がらないから、
買う方も売買自体も規制するというのは、ほら、昔の悪法の象徴でもある「禁酒法」みたいなもんだ。

個人の嗜好は規制されるべきじゃない。
タバコの税収が無くなったら自治体も困るから、タバコを吸える場所はどんどん無くなってゆくのに、
喫煙自体やタバコを作る事、買う事、吸う事は規制されない。
矛盾だらけだよなぁ。

Discogsのマーケットプレイスは、
Discogsがプラットフォーマーとして、売買できる「場」を提供しているだけであって、
Discogsが直接的に自己の「勘定」で売買を行っているワケではない。
そのDiscogsはプラットフォーマーとして、「違法な商品」を売買する事は禁じているが、
例えば、本来の目的が「販売促進」であるところのPromo盤の売買については、
Promo盤の売買については賛否両論あるものの、
Promo盤自体が違法なワケではないので規制がかかっていない。

Groovaholiksも、Bootは違法な商品であると考えているが、
「違法」という「解釈」が「適用」される「範囲」は、プライマリー、
つまり、音源製作者とそれを発表する権利を有する業者と、それを違法に商品化した業者「まで」であって、
セカンダリー、つまり中古市場で売買される限りは、どんな商品であっても一様に「違法性」は無い、
という解釈をしている。

もうちょっとわかりやすく説明しよう。

誰かが、どこかから500枚の盤を盗んできて、
それをヤフオクでバラ売りでもセット売りでも、転売しようとしたとする。
それが盗品である事を、プラットフォーマーのヤフオクが知っていたとしたら、
ヤフオクも犯罪に加担した事になるやもしれないが、
転売行為自体には違法性も罪も無いし、それを買う事にもモチロン違法性も罪も無い。
どこかから500枚の盤を盗み出したという行為のみが、違法であり、犯罪であり、罰則の対象なワケだ。

この盤は違法に作られた商品で、録音レベル(音圧)は「ホンモノ」よりも大きいのだが、
その分音質はこもり気味でクリア感に欠ける。
ただし、「ニセモノ」であるがゆえ安価で、LP収録の「最終Mix」とはVersが違い、
「クリア感」に欠ける点を逆に「粗さ」と受け取って自分で音質を調整するのであれば、
十分過ぎるほどソフト面での「魅力」はある。

後は個人個人が「自己責任」で判断すればいいと思う。
その、個人個人の「判断」の自由まで規制されちゃあ、アジアのどっかの「将軍様」の国みたいだろ(笑)?

【仕様はDiscogsでチェック】
https://www.discogs.com/release/2338365

【音はYouTubeでチェック】
https://www.youtube.com/watch?v=0zEgksyIQwM