ホームNew ArrivalMtume - Give It On Up (If You Want To)/Mrs. Sippi 12"
商品詳細

Mtume - Give It On Up (If You Want To)/Mrs. Sippi 12"

販売価格: 1,210円(税込)
US Original, 軽微な表面スレ多めながらそこそこキレイな部類

お待ちど〜さま!の再入荷。

今なお世界中のDisco/Club Classicsファンを魅了し続けている、
James Mtume/Reggie Lucas Produce作品群は、
あくまで、グループとしてのMtumeの「外」で制作されているから、
意外にも、実はMtume/Lucasによる、グループとしてのMtumeの作品群は、
Mtume/Lucasを語る際にも、やや軽視されるような風潮さえ強いように思う。

なぜなら、Mtume/Lucas作品群がHitを連発した、'70年代終盤から'80年代序盤にかけての時期に相当する、
グループとしてのMtumeのAlbumは2枚のみで、しかも、当時はセールス的にも振るわず、
加えて12"としてのSingle Cutも2枚しか無く、
よ〜するに、「外」の制作活動こそがメインになっていたフシさえ感じられるからだ。

グループとしてのMtumeの全盛期とされるのは、やはり、"Juicy Fruit"以降であり、
その際には既に、Regiie LucusはグループとしてのMtumeを離れていた。
James MtumeがグループとしてのMtumeを生まれ変わらせ、"Juicy Fruit"で一気に大ブレイクする一方で、
Reggie Lucas'82年にSunfireを始動させた後、'83年にはJames Mtumeとではなく、
単独でアノMadonnaの1st AlbumのProduceを担当して大当たりするワケだ。

Madonnaの1st Albumが、もしもReggie Lucas単独では無く、仮にMtume/Lucas Produceだったら(笑)、
もっとFunk寄りのProductionになってしまっていた可能性が高く、
PopフィールドでのMadonnaのスタートダッシュはありえなかったかもしれない。
2人の「天才」は、各々が「天才」であったにもかかわらず、
結局は、「タッグ」を解消し、それぞれの道へ「ピン」で進んだ事によって、
初めて大きな成功を収める事ができたワケだ。

皮肉な話だよねぇ。

で、そんな経緯を知ってから、あらためてMtume/Lucas作品群を聴き直すと、
さらに思い入れが深まるに違いない。
「外」メインと言われてもしょ〜がないくらいに、
グループとしてのMtume以外の作品群こそ素晴らしいワケだが、
前述の、Mtume/Lucas全盛期にあたる、2枚しかない12"にも、是非是非注目していただきたいから、
そのうちの1枚をこ〜してご紹介する事にした。

Howard King、Ed Moore、Tawatahaによる共作だし、いかにもMtume/Lucasらしい仕上がりで、
軽視されるゆえんなんか全く無い。
しかも、万年安レコ扱いされ続けてきたから(爆)十分に安価で入手できる。

マスト!

【仕様はDiscogsでチェック】
https://www.discogs.com/release/1577152

【音はYouTubeでチェック】
https://www.youtube.com/watch?v=598fEllX7sA (Give It On Up)